山中城址 感謝巡礼 ① 

山中城(静岡県)

山中城址について、静岡県外在住の、御城プロジェクト:RE殿ユーザーの方々が”感謝巡礼”をする際に、参考にしてもらえればと思い作成しました。

特別詳しく解説しているわけではありませんが、県民の視点で見どころや行き方についいてまとめていますので参考にしてみてください。

私が他県のお城に感謝巡礼した際に、こんな紹介ブログがあったらなと思った内容にしています。

↓ダウンロードして感謝巡礼の参考にしてください
山城城址感謝巡礼MAP「簡易版」

山中城址全体マップ

 

①本丸側入り口兼駐車場


山中城は城内に主要街道を通す事で、防備だけではなく、関所的な役割があった。
(混んでいる時は手前にある大型駐車場に止めてください。そしてここは山中城址の見学入り口です。)

②売店(城址地図のパンフレット)

道路挟んだ反対側に案内所があり、そこで城址地図のパンフレットがあります。それと御朱印も受け付けている様です

③本丸側駐車場

普通に5分近く探しました。

④山中城址の感謝巡礼スタートです(三の丸手前通路)

2021年10月現在、豪雨による工事でいけない所があります。

⑤三の丸西堀


自然の谷を利用している。中央の畝(うね)を境に、東側の堀は水路として排水を処理し、西側の堀は空堀として活用していた。(三の丸曲輪の西側を出丸まで南北に走る堀で、大切な防壁の役を担う。)

⑥田尻の池北側


令和元年の台風19号により崩落し、一度復旧したが、令和3年7月の長雨により再び崩落し、現在復旧処理中。(2021年10月現在、豪雨による工事でいけない所があります。今回の紹介順路はここを避けます。)

⑦田尻の池

貯水池であり、当時は馬が水を飲んだり、体を洗う場として使われていた。(東側の箱井戸と田尻の池は一面の湿地帯であったとか)

⑧箱井戸

当時は、城兵の飲料水として使われていたと考えられている。(ここは古くから箱井戸として伝承されていた所。調査の結果ここ一帯は湿地帯であった)

⑨二の丸跡への順路

(⑥)を抜かしてここから行きます。

⑩二の丸跡への順路2(二ノ丸中門)

不思議な簡易門があります。

⑪二ノ丸坂

人工的に綺麗に整備された道を進みます。すごく特徴的な順路です。

⑫二の丸虎口と架け橋分岐点(二ノ丸見張り台)

ここを右に行くと二ノ丸。左に行くと元西櫓に行きます。
今回の順路では架け橋を渡って行きます

⑬二ノ丸

今回紹介している巡礼では後半で紹介します。ここはチラ見です

⑭二の丸西木橋


橋は曲輪と曲輪を繋ぐものとして重要である。山中城では木橋の数と種類が多く、山中城の特徴の一つと言える。

⑮元西櫓

本城は、2~3度改修されて規模を拡大しているが、初期の築城における最西の曲輪であったと考えられている。(この曲輪は二ノ丸と西ノ丸の間に位置し、周囲を深い空堀で囲まれている。この深い空堀芸術です!!)

⑯溜め池、本丸に抜ける順路(元西櫓北側)

(西ノ丸や北ノ丸へも続いています)

⑰溜め池

貯水池の跡で、山田川の支流が伸びて来た物を盛り土で仕切り、人口土手を造った跡

⑱障子堀り跡と本丸の分岐点(北側遊歩道)

今回は本丸側に行きます。障子掘り跡側に行くと、パンフレットの西ノ丸外周にいけます。

⑲本丸跡に続く道(二ノ丸北側)

⑳本丸跡(二ノ丸北側)

山中城の堀の特色の1つが畝(うね)。この堀の中にわずかに見えるのが畝(うね)の頂部です。
ここでは畝と書いてますが現地では障子とも表現しています。

㉑北ノ丸

城の内部へ敵の進攻を防ぐため、この堀は山中城全域を囲む様に掘られている。(山城の生命は堀と土塁にあると言われ、堀の深さが深く、幅が広いほど曲輪に造られる土塁が高く強固になる)

㉒北ノ丸

北の丸は、天守閣に近く、高い位置にある為、とても重要な曲輪であった。本丸側を除いた三方を土塁で囲んでいた。(標高583m天守櫓に次ぐ本城第二の高地に位置している)

㉓駒形諏訪神社山道

ここでは更に公道側に進みます

㉔駒形諏訪神社入り口

史跡山中城址の石碑と共にある入り口。駐車場もなくここから入る利点はあまり感じられない

㉕駒形諏訪神社


本丸守護の為に祀られた

㉖駒形諏訪神社の大カシ跡

推定樹齢500~600年と推定されていたが、平成30年に倒木し、平成31年に県指定天然記念物解除となった。

㉗兵糧庫跡(弾薬庫)


西側から建物の住穴が確認され、周辺からは平たい石が出土したため、建物があったと考えられている。(ここは古くから兵糧庫や弾薬庫と伝承されていた場所と考えられている。)

㉘兵糧庫跡の柱穴と大きな穴(弾薬庫)

発掘調査の結果、この西側の区画から役20個の小穴がほぼ東西南北に続いている

㉙休憩所(兵糧庫)


この地点より食器の洗い場、下水溜まり建物跡が検出されたため、兵糧庫と呼称する事になった。

㉚矢立の杉(市指定天然記念物)

名前の由来は、出陣の際に杉に矢を射立て勝敗を占ったためと「豆州志稿」に記述がある(山中城本丸の天守櫓に接し植生している)

㉛本丸跡

北には北ノ丸、西には西ノ丸、南西には二ノ丸・三ノ丸など、本丸を中心に曲輪を配置している。(標高578m面積1740㎡天守櫓と共に山中城の中心となる曲輪)

㉜北ノ丸跡への順路(天守台)

本丸跡敷地から北ノ丸に行ける順路
私は北ノ丸を下り㉓を通りましたが、ここから北ノ丸と本丸を行き来できます

㉝架け橋(本丸と北ノ丸を繋ぐ木橋)

二ノ丸木橋とは違い、本丸北側の木橋の橋脚台は、堀底に盛り土して二本柱を立てた簡単な物。(発掘調査の結果、本丸と北ノ丸を結ぶ掛橋の存在が明らかになった)

㉞天守櫓跡

本城最高の標高に位置している(標高586m天守櫓の名にふさわしく、山中城第一の高地に位置している。)

天守櫓跡から見た本丸広場や兵糧庫です
絶景ですね

量がおおいので、山中城址 感謝巡礼 ②に続きます

ダウンロードして感謝巡礼の参考にしてください
山中城址感謝巡礼MAPMAP「詳細版」

アクセス

高速道路(青色)

沼津IC→伊豆縦貫道→三島塚原IC→塚原バイパス→山中城址(順路紹介動画あり)
(25km29分)

バス(茶色)

三島駅(5番:元箱根港線)→山中城址前(30分620円)
三島駅5番

 

山中城址前バス停(三島駅から)

三島駅を拠点にする場合

三島駅を拠点に宿泊すると「山中城址」「伊豆下田城址」「大宮城址」を巡礼する際の中間ポイントとして活用できると考えられます。参考にしてみてください(山中城へは車で30分くらいです)

三島駅周辺広域駐車場MAPのPDF

三島駅周辺宿泊施設MAPのPDF

 

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