*入院時のアドバイスなどを、最後にまとめてあります。
*参考にしてみてください。。
精索静脈瘤とは
腎臓から睾丸を繋いでいる静脈です。動脈から送られた血液を流し戻す役割があるのですが、これが何かしらの原因で詰まってしまうと、血液が循環せず、睾丸に逆流してしまいます。この時に、睾丸へ熱がたまってしまい、痛みを伴います。生命に影響のある病気ではない様ですが、不妊の原因の一つとされています。私は触診や視認でもわかる精索静脈瘤ステージ3だったらしく、教科書通りの症状だと教えてもらいました。
気づいた切っ掛け
ある日、いつも通り家で座ってくつろいでいたところ、左の睾丸に痛みを感じました、そしてそれは膀胱の痛みまで感じるほどになりました。最初は直ぐ収まると思いましたが、数日たっても不定期に痛みがあったので、近所の「泌尿器内科」に行きました。事前に調べていた通り、精索静脈瘤と診断されました。診断方法は触診とエコーでした。直ぐに病名が分かり、入院手術か様子を見るかの選択を迫られたので、とりあえず漢方薬を処方され、様子を見る事にしました。後から調べましたが、精索静脈瘤の自然回復はほぼ無理だそうです。
経過観察するも続く痛み
一ヶ月近く経ち、最盛期よりは痛みも治まりましたが、やはり痛い、ものは痛かったので、手術の選択をしました。睾丸のダメージも考えて、早い対応をするべきだと思ったのも決断の理由です。最初に診せに行った近所の泌尿器科は、最後まで「そんな大げさな処置必要ないんじゃないのか」みたいなふざけた態度でした。みなさんは痛みがあり精索静脈瘤と診断されたら、自然回復はしないので手術可能な病院にすぐ診せに行きましょう。
今回受けた手術内容
手術内容は、痛い方の睾丸の上、膀胱付近を2cm程切ってメインの静脈を切るものです。戻るルートの静脈は3つあるらしく、今回メインルートを遮断しても、他にサブルートが2本あるから、今後それがメインを補い大きくなっていくので問題ないそうです。素人の私が受けた説明はこんな感じの理解です。検索すると詳しい画像など出てきますのでそちらも参考にしてください。
今回受けた手術体験
病院によっても違うと思いますが、私の場合はまず下着と手術着だけになり、手術室に入りました。手術台に仰向けに寝た後に説明を受け、横を向いて腰に麻酔針を刺しました。この時に足にしびれなどがあったら麻酔針が神経に触れているので申告してくださいと言われました。今回は問題なく、そのまま仰向けになりました。しばらくすると足が動かせず。看護師が氷水を体に当ててきましたが、足先から胸まで冷たさを感じませんでした。麻酔が効いている証拠です。いつの間にか尿道カテーテルも入れられていて、本当に何も感じませんでした。
手術が始まり、麻酔が本格的に効いてくると、吐き気がありました。一生懸命呼吸を整えて手術の迷惑をかけない様にしました。吐き気は15分くらいで収まり、あとは完了を待つだけになっていました。手術前に飲食禁止だったのは、この吐き気の対策だったのです。手術が終わり、尿道カテーテルを抜いてもらい、しばらく経過観察された後に病室に戻りました。足は全く動かず、歩ける様になるまで2時間くらいかかりました。手術場所にも若干の痛みがありましたが、痛み止めを飲む程では無かったです。術後も嘔吐の為に3時間くらい飲食禁止でした。結局昨日の夜から18時間くらい飲食禁止でした。
手術後の経過
手術後3日は激しく動くと痛みがある感じでした。日帰りで受ける人も居ると聞きましたが、常人には厳しいので入院する事を強くお勧めします。ただ一週間もすればほとんど痛みはありません。手術前に痛かった部分へその下左辺りもほとんど痛みは無くなっていました。この記事を書いているのは手術をしてから50日ほど経った時ですが、今でも極稀に痛みがあったりします。その痛みは、手術前の膀胱付近ではなく、睾丸の下側です。精索静脈瘤は、静脈の詰まりで血流が滞り、血管に圧がかかる事で痛みが出るそうです。今までは膀胱付近の静脈で圧があり痛みが出ていましたが、今はそれが切られているので、睾丸下の静脈に圧がかかり、性的興奮などの時に血流が増え、痛みがあるそうです。この痛みは、睾丸下の静脈が対応して拡張すれば無くなるそうです。ただ、手術前の一番痛かった時と比べたらだいぶマシです。
精索静脈瘤の予防
私が医者に言われたのは「姿勢」でしたが、そんなに悪くないと思われますし、これと言って思い当たる事がありません。ネットで調べてもこれと言った原因は無いのですが、左側でなる人が圧倒的に多いそうです。それは腎臓付近から伸びた静脈が左の方が長く絡みやすいそうです。画像も沢山あるので調べてみてはどうでしょう。私は脂質の多い食べ物を好んでおり、総コレステロールも若干高めだったので、血管のつまりも考慮して野菜をたくさん食べる事にしました。医師によっては関係ないと言われるかもしれませんが。因みに最近肩こりが大きく改善しました。
精索静脈瘤手術入院時のアドバイス事項
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皆様の健康を心より願っています。
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