*入院時のアドバイスなどを、最後にまとめてあります。
*参考にしてみてください
自然気胸とは。
やせ形の10代~20代の男性に多い病気で、肺の肺胞にブラという風船が出来てしまいます。それが自然に割れてしまい、胸腔内に空気が漏れ、空気で肺がしぼんでしまう病気です。息苦しかたり、一定時間痛かったりします。肺が空気でしぼんでしまっているとても危険な状態です。
レントゲンで直ぐに判明し、脇腹から管を入れるドレーン手術で胸腔内に溜まった空気を逃がし、4日程そのまま入院して様子を見ます。手術の選択肢もありますが、処置後は同じ状態で4日程入院します。この管を指しての入院が私にはもう勘弁してもらいたいと強く願うことです。
私が最初に自然気胸になったのは
18歳の高校生の時で、身長は169cmの体重は48kgでした。発病する1年くらい前から、良かれと思い、真冬でも朝早くにランニングをしていました。しかし春頃に肺が痛くなり、その3か月後に気胸になりました。
発病時は自転車で上り坂を上がっている時に急に呼吸が苦しくなり、激痛もありましたが、その時は何故か20分くらいして全く痛みが無くなりました。当時は自然気胸なんて病気は存在すら知らなかったので、痛みが消えたという事で放置してしまいました。
普通に生活していて、気胸になった側を下にして寝ると痛みがあったので、病院に行くことにしました。レントゲンを撮り、もう一度診察室に入った時に、親を読んで欲しいと言われ、母が来てくれた後に一緒に説明を聞いてから事の重大性を知り、そのまま緊急手術と入院することになりました。
もし気胸の疑いがありましたら、なるべく早くに病院に行きましょう。出来れば午前中に。入院手続きは準備も大変です。どんな病気もそうだと思いますが、なんの準備も装備もないまま入院するのはとても不便です。一応ブログ内におススメの装備と準備を記載しましたので、参考にしていただければと思います。
再発してしまった20代前半頃
体重が47kgという信じられない期間があり、それが原因だと思われる再発です。その時は自覚症状はなく、会社の健康診断で発覚し、病院に行きレントゲンで確定しました。しかし軽度ということで経過観察になりました。やはり胸腔手術は体の負担が大きいのかもしれません。
再再発してしまった20代後半頃
体を動かした方がいいなと思い、水泳を始めてみた頃でした。体重は48kgでまたもや気胸になる条件を満たしてしまっている状態でした。今回は痛みは無かったのですが、階段を昇ると息切れが酷く、大きな声を出すと枯れた咳が止まらなくなりました。会社の健康診断でレントゲンを撮った時に判明し、そのまま即効で病院送りになりました。
自然気胸での入院はどうなるのか
入院は4日程度、胸部横に管を刺しながら過ごします。2日目辺りから痛み止はあまり効かなくなります。安静にしていれば効果ありますが、トイレ移動やレントゲン移動では痛くて動けません。トイレは非常用のパックを持っていくと良いかもしれません。レントゲンは事前に予定を聞いておいて、その1時間前に服用するなどの対策をしましょう。それと、自分で起き上がるのは困難なので、電動で起き上がれるベッドを希望しておいてください。
食事を持ってきてくれる人は、自分がほぼ動けないのを知らないので、配膳を遠くに置いてしまう事があります。ベッドテーブルを準備して目の前に置いてもらう様にしてください。
テレビカードや水などは事前に買っておく事。スマホなど複数のデバイスを充電する時は、ベッドから以外とコンセントが遠いので(激痛でベットの下のコンセント探すとか不可能)、延長たこ足配線があると便利です。看護師やお見舞いで会話をする時に、痛くて声を出せない場合もあるので、ホワイトボードや紙とペンが有ると良いです。
自然気胸の開胸手術についての個人見解
肺には無数の肺胞があり、その中の上部どれかが膨らんでしまう訳です。それなら、今回膨らんだ肺胞を手術で処置しても、他の無数の肺胞に膨らむ要素があればその手術は意味をなさない気がします。素人の見解なので、担当医師としっかり相談してください。。。
自然気胸の疑いがある場合は
躊躇わずに自ら病院にいきましょう。会社の健康診断などで発覚し手配してもらうと、病院側は患者を受け入れさせられたと思う人が居るようで、あまりいい空気になりません。自分から病院にいきましょう。
自然気胸を予防するには
原因は分かっていないそうです。的確な手術も薬もありません。
自分で対策するしかないです。とにかく痩せすぎは厳禁です。しかし、暴飲暴食も厳禁です。糖尿病や胃炎になります。大食いの前に水を飲んで血糖値の急上昇を抑えるなども心がけてください。
ただ、病的痩せを細身と勘違いして自慢するのは愚かの極みです。慎重-110の標準体重を維持しましょう。
カラオケ、高層エレベーター、飛行機、潜水、姿勢が悪いとも聞きますが、とりあえず筋肉をつけましょう。脂肪より筋肉の方が同じ1kgでも大きさが違います。脂肪で1kg増えるより、筋肉で1kg太りましょう。
自然気胸ドレーン処置入院時のアドバイス事項
自然気胸ドレーン処置入院時のアドバイス事項PDF
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皆様の健康を心より願っています。
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