痩せて太れない人の苦労

体験雑談

肥満しか対応してもらえない日本

現在、日本の医療機関は、肥満の人間には万歩計を提供して、イベント開いて歩かせたり、物凄く手厚いです。企業においても、「痩せる薬」「痩せるご飯」など、色々な商品を提供してくれます。スポーツジムにおいても、痩せるトレーニングとかの専用プログラムを作ってもらっています。国も肥満の人間には運動によるダイエットを推進したり、行政でポイントとかプレゼントとか色々考えて貰っていますね。
しかし、痩せている人間には、全然手厚い環境が無いです。痩せている人間も苦労しているのですが、何故こうも軽視されてしまうのでしょうか。多分痩せている人間の苦労が分からないからだと思います。『太れない人』の苦労を知ってもらいたい。『太れない人』で苦労されている方々に、私の経験を伝えたい。そう思っています。

太れない人の苦労

太れないでいる事に何か苦労があるのかと思うかもしれませんが、生命の危機にさらされています。放置すれば、死ぬ目にあいます。実際に私は3回死ぬ目に合っています。原因は痩せすぎによるものです。では、『太れない人』の苦労を聞いてください。同じ苦しみを感じている人は、私の経験を参考にしてください。

自然気胸で死にかける

自然気胸とは、やせ型長身の若い男性がなりやすい病気で、ある日突然、肺に穴が空いて空気が体内に溜まり、内臓を圧迫する病気です。私が発病したのは高校生の時で、身長は170cm体重は48kgでした。特別長身では無いですが、痩せすぎなんでしょうね。わき腹から管を入れて中の空気を出し、そのまま激痛に耐えながら4日入院しました。地獄です。こんな目に会ったら、健康に太るしかないです。もうこんな目にあいたくないので。
(因みに、当ブログ内でも自然気胸に関しては体験談を語っていますので、参考にしてみてください。

食事が極めてストレス

摂食障害ではないのです。お腹もすくし、食べれます。ただし、どんなにお腹が空いていても5口目くらいで飽きます。だから食事に凄く時間がかかります。だからと言って食べなければ、就寝前にお腹がすいたり、空腹で朝早く起きたりします。そして当然、食べなければ痩せてしまい、気胸になります。空腹感があればまだいい方で、空腹感さえない時があります。そうすると、食べたくないけど嫌々食べなければいけないわけで、極めてストレスがたまります。
肥満の方が『無理して断食してストレス溜めるなら普通に食べる』と言うのをよく聞きますが、痩せている人間は無理して食べてストレス溜めています。食べなければある日突然、肺に穴が空くので、当たり前ですね。

凄く疲れやすい

疲れやすいです。そして、空腹が続き、栄養失調の様な状態になると頭痛に悩まされ、放置すると過呼吸になり、吐き気がして、倒れます。頑張って起き上がり、ご飯を食べると嘘の様に復活します。意味が分からないと思いますが、事実です。
最初は原因が分からなかったので、当時、無理して沢山食べていた昼食で炭水化物を減らしたり、15時頃パンを食べたりしていました。昼食の炭水化物量を減らしたのは、睡魔を回避する為です。15時にパンを食べたのは、その前後で頭痛が酷くなる為、パンとコーヒーを飲んで頭痛を回避する為です。
疲れやすいだけならまだしも、この倒れるレベルの頭痛には困っていました。最近は栄養補給食材を食べる事で、疲れや頭痛を回避しています。最初は睡眠不足や環境だと思っていましたが、タイミング良く栄養補給食材を食べると完全に回避できるので、多分栄養失調みたいのが原因だったと考えます。

バク食いで総コレステロール値上昇

太らなければいけないから、無理して食べているのに、それが原因で、いつの間にかコレステロール値が上がってしまい、入院する羽目になりました。インスタントラーメンみたいの沢山食べていました。肉も白飯もバク食いしていました。ただし、それでも体重は50kgに届かないくらいで10年程推移していましたが、それが原因でコレステロール値が上がってしまいました。
元々数年前からやたら肩が凝ると感じていたのですが、まさか原因がコレステロールとは思わなかったので、血液検査の数値をちゃんと調べてよかったです。それからは、高カカオチョコレートや、コーヒーや、トマトを食べたりしています。キャベツについては毎日食べています。1週間で1玉消費しています。ドレッシング付けると糖尿病になるので、無味でむさぼっています。おかげで数値は下がり、肩のコリも無くなりました。極めて危ない所でした。

脳を責め始める精神状態

ご飯を食べないから痩せてしまうわけで、栄養が足りなくなって、体調不良になって、体が悲鳴を上げて、肺胞が薄くなって、肺に穴が空いてしまうわけです。

『なら、お腹空かせろよ!5口で飽きるなよ!』

と私は自分の脳と体にブチ切れているわけですが、痩せすぎが続き、ここまで追いつめられると、もはや自分の脳や体を追い詰めるにまで来てしまいます。それが愚かな考えだったとしても、食べなければいけない時にお腹が空かない時、私はいつもこの苦情を脳に言っています。仕事で上から下まで走り回っても空腹がない時は無いです。

子供の頃から小食

子供の頃から結構痩せていたそうです。それでいて良く牛乳を飲んでいました。幼少期の頃に、私の母親は歯医者に『牛乳はカロリーあるからご飯食べなくなる』と言われたそうです。多分私は、咀嚼で食べるご飯では無く、牛乳で摂れるカロリーで満足したのでしょう。だからご飯を食べる意欲がわかないのだと思います。母親のせいだとは思っていませんが、原因はありそうです。それから、私の親は、幼少期の私にご飯を食べさせるのにとても苦労したそうです。
そんな私も、小学生高学年で1度肥満体型になっています。家で動かずゲームとかやっていたのですが、普通に肥満で親が心配していました、しかしそこから中学になって部活に勤しむ様になってからすっかり痩せました。ただし、そこから20年間は私の健康診断のBMI値で「痩せすぎ」の文字が消えた事はありません。一応、何かの条件で、肥満になる事の出来る因子は持っている様です。

原因はストレスか体質か

仕事は夜勤をやっていて、不規則な食事には苦労しています。ストレスも有り、慢性胃炎や歯軋りに悩まされたりもしています。これだけ見るとストレスが原因かもしれないと思うかもしれませんが、私が初めて痩せすぎで自然気胸になったのは、特に悩みの無かった高校生の頃です。そう考えると、ストレスというより体質の気がします。ただしその時は気胸という概念が無かったので、「食べなきゃ!」とか「太らなきゃ!」という悩みは無かったです。
今気づいたんですけど、私のストレスの原因はもしかして「食事」ですかね。太らなければいけないから無理して食事をしているのが原因で、ストレスをためて痩せてしまっているのだとしたら、本末転倒、一生解決しない問題になりますね。なんで食事や痩せ過ぎでこんなに苦労するのか意味が分からないです。どうしたら健康的に太れるのでしょう。

日頃の生活

運動は特別していませんが、出来るだけ階段を使ったり、歩いて行ける距離の商店には歩いていきます。仕事では下から上まで階段で走り回っています。ジムに通っていた頃も有りますが、本格的な筋トレはしていませんでした。あと、コロナで通えなくなりました。仕事辞めて夜勤が無くなり、全て自由になったら、筋トレしたいなとも考えています。命の為にです。

便通に関しては普通です。普通に出ますが、たまに失敗して下痢になったりします。下痢になると、無理して食べたのに消化不良で食べた苦労が全部無意味になった事と、この栄養不足が明日以降に体調不良になる絶望感に襲われす。ただし、コレステロール対策で葉物野菜を食べる様になってから、便の質が格段に良くなりました。コレステロール値も下がり出したので、近年の私は、野菜に無限の可能性を感じています。

過去にプロテインを飲んだことがあります。確かに体重は確実に増えます。ただしお腹だけ膨らみます。そして接種を止め、数週間するといつの間にか体重が落ちています。あまり周知されておらず、みんな完全色だと思って安易に飲んでいますが、プロテインは量とタイミングを間違えれば、肝臓に致命的なダメージを与えるので、絶対に多用してはいけません。これは割と世界の常識です。なので私はプロテインを頼りすぎる事が出来ないです。あと便通と便の質も凄くよくなりますね。プロテインのたんぱく質が腸内菌の餌になるんでしょうか。どちらにしろ吸収されていないという事になりますが。

太れない人の苦労まとめ

太れない人の苦労や、食べれない苦労が分かっていただけましたでしょうか。

痩せている人が、周囲に「無理して食べている状態」をどれだけ話しても、必ず『少ないよ』といってきます。太っている事を正当化しているのでしょうか。 どれだけ無理して食べているかは、この体型で、コレステロールだけ上がっている事から見れば、理解してもらえるはずですが、太ってしまう人達は、自分達の肯定の為に、痩せすぎな人を否定します。 ダイエットを頑張っている人が、軽い気持ちの周囲に「食べ過ぎでは」と言われる時の無念さ。私達痩せすぎ人間に、同じことをしている事に気づいていただきたいですね。

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