ダイエット食品などの効果。
ダイエット食品や健康食品、運動器具など、効果がある様に宣伝文句が付けられ、販売されている商品が多いですね。それらを購入した人達の多くは、大きな効果がない事に絶望し、諦める事が多いと思います。その時に「効果が無かった」とがっかりすると思いますが、実はほとんどの場合に効果はあります。無い場合も勿論あるので要注意ですが、基本的には効果があると思っていいと思います。効果がない一例をあげますと、医学的に根拠が無かったり、物理的に不可能な場合でしょうか。境界線が難しいですけどね。
ダイエット食品の効果:ほぼ有り
ダイエット食品の効果ですが、あれは「痩せる」食品では無いです。というのは「+2に-1の効果を出す」ものでは無く「0の時点で+2になってしまう食事の代わりに食べれば+1で済む」ものです。だから痩せるという謳い文句に嘘はありません。実際にカロリーを抑え、痩せる事が可能だからです。それを、食べれば痩せる魔法の薬と勘違いしてしまった消費者が、効果が無いと感じているのが現状だと思います。販売元は多分ちゃんと説明していて、「食事をこれに変えれば」と言っていると思います。
ダイエット運動器具:ほぼ効果あり
ダイエット運動器具には「座っているだけ」とか「咥えているだけ」とか「装着しているだけ」とか謳い文句をよく見ます。そんな簡単な方法で贅肉が落ちるのかと消費者は喜んで買うわけですが、効果が無いと使用をやめてしまいます。実は効果はちゃんと出ています。座っているだけのモノも、加えているだけのモノも、それを維持する為に筋肉を使っています。だから周囲のエネルギー消費は確実に発生しているわけです。ただし普通の運動と比べたら消費は確実に少ないので、劇的な変化が出るまでは長くかかると思いますが、効果自体はしっかりあります。
ビタミン剤:半分は効果あり
ビタミン剤や、ぎゅっと凝縮された栄養素錠剤などは、人によって効果が変わります。本当に効果がある人も居れば、ほとんどない人も居ます。商品は全く同じだし、凝縮されている栄養素も嘘偽りが無いのに、何故個人差が出来てしまうのでしょう。それは「吸収率」です。いくら莫大な栄養素が含まれていようが、吸収できなければ内臓を通過するだけです。体内に残らなければ栄養は効果を出してくれません。そういう意味で、ビタミン剤は使用人により効果は不確定と言えると思います。本当に効果が出る場合もありますけどね。私はビタミン剤飲んでいますが、それなりに効果があると感じています。プラシーボを否定は出来ませんが。
適切な使用方法で評価されるべきもの
少し前に、消防が公式に「投擲型消化缶は消化能力がない」という判断をしました。内容を読んでみると、消防法で定めた、消化器と名付けていい機器に、消化能力が適合していないとの事でした。この投擲型の消化缶は、限定された狭い範囲の火災現場に対し、持ち運びの出来る小型でありながら、初期消化能力があるというものであり、大きな消火器を持ち運ぶこと無く、手軽に初期消火の可能性を秘めたものでした。なので、今回の判断の伝え方では「消化能力は無い」と認知されてしまいました。これで、今後この投擲型で初期消火できた未来の多くは無くなったと言えると思います。確かに範囲は限定的ですが、その限定化なら凄い能力を発揮します。ここでも「使い方」によって可能性や効果を秘めた商品が失われてしまったと言えると思います。
使用方法を考え適材適所で使用する
トイレの芳香剤は、あの狭いトイレの中だから威力を発揮します。車の消臭剤は、あの狭さだから威力を発揮します。車の消臭剤を日本武道館の真ん中において、「効果ないじゃん!」と怒る人がいますか?適切に適所で使用しなければ、本来の効果と評価は得られません。投擲型消化缶は、名称を変更し、尚且つ適切な条件をしっかり認知させて再販するべきだと思いますよ。ダイエット食品やダイエット器具に関しても、どういう場合にしっかり効果を実感できるか認知させる事が、トラブルの回避になるでしょう。
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