一般の目に触れるポスターで巨乳キャラが批判
ここ最近、若者の目を引くために、アニメや漫画のキャラクターが一般に向けた啓発ポスターに使用される事が増えてきました。地元を活性化させるために、縁のある地で公式に使用されたりしています。そういった中で、一部批判を受けるポスターが存在します。記憶に新しいものだと、献血を訴える際に使用されたキャラクターが巨乳であり、多分女性からだと思うのですが、批判が殺到しました。それにより、「何がいけないんだ!」「表現の自由だろ!」という男性側の意見が出てきます。私が思うに、双方の意見の論点は食い違っているというか、理解し合っていない気がするんです。何か解決の糸口になればと思い、双方の主張を述べたいと思います。
男性側の主張
男性側からすると、アニメや漫画のキャラクターを使用しただけであり、まったく性的な作品でも何でもないものが批判されて意味が分からずご立腹だと思います。他にもアニメや漫画のキャラは使用されているポスターは無数に存在するのに、何故これだけ叩かれるのかというのが主な主張のない様でしょう。確かに、特徴としては胸が大きい部類のキャラですが、それはただの要素であり、それがそのキャラクターであるのだから、問題はないはずで、「表現の自由を奪われるいわれはない」とさえ感じているでしょう。実際それで立候補した漫画さんもいるわけで、本当に心から表現の自由を奪われる事に憤慨しているのだと思います。ただし、女性側が批判している内容は、男性側が思っている事とはポイントが違うと感じました。
女性側の主張
女性側が主張しているのは、アニメや漫画キャラを題材にしたポスターを一般的な場所に出すなという事では無く、「女性の象徴的部位を過剰に表現したものを公にするな」というモノだと感じます。女性にとって胸やお尻というのは、異性である男性が性的な興味を持っているものという認識であり、警戒というか、改まって認知される事に対して不快感を覚えるのだと思います。だから巨乳キャラクターを掲示されるというのは、自分達女性の女性としての象徴が強調されたものを晒されているという感覚なのではないのでしょうか。実際に批判的な女性の意見を聞いた時に「じゃあ男性の局部が誇張表現されてブーメランパンツ履いていたものが掲示されていて平気なんですか?」という意見を聞いた事があります。正直、男性はそのポスターが掲示されても失笑で終わると思います。男性としての象徴が誇張表現されていても、男性はその部分を性的に見られて特に不快感は感じません。ここが男性と女性の差なのでしょう。
双方の主張理解が追い付いていない平行線
男性側は「キャラクターの表現の自由が侵害された」と主張し、女性側は「性的象徴部分の誇張表現されたものを公に掲示するな」と主張していて、双方批判されているポイントを誤認しています。その証拠に、どんなにロリータであっても、アニメや漫画の子供キャラの非難はほとんどないと思います。あまり聞いたこと無いですが、それは多分誇張表現が無いからでしょう。それと、いくら世界中で認知されているキャラクターであっても、胸部の肥大表現されたキャラクターは非難されています。しかし、双方の主張のポイントが分かったとしても、どうすれば解決に導けるかは全く分かりません。男性側には、女性の性的不快感を理解してもらい、女性側にはこういう作品だと理解してもらうしかないでしょう。難しいですね。
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