悪いと思っていないと言う人。
万引きやポイ捨てをして「悪いと思っていない」と宣言してくる人が居ます。本人からすると、それは別に罪悪感は無いからその行為に対しての批判にダメージは無いと、そういう遠回しのアピールをしているのだと思います。
何故本人は当然宣言するのか
悪いと思っているからでしょう。
例えば人間は酸素を吸って二酸化炭素を出しているわけですが、それにより少なからず、温暖化に影響を与えています。しかし、それに対して「俺は呼吸で二酸化炭素出してる事に罪悪感無いから」という人に出会ったことがあるでしょうか。無いと思います。呼吸は生きるうえで必要な事であり、人間の全てがそれを暗黙に了解しているからです。つまり、人間は、罪悪感を感じない事には”罪悪感を感じないアピール”をしません。本人の中で悪いと思う気持ちがあるから、聞いてもいないのに、突然宣言をしだすのです。
「何が悪い!?法律があるのか!?」
マスクや自粛が当たり前になった世の中で、この言葉はとてもよく聞くようになりました。「マスクをする法律があるのか!?」「人権侵害だ!」勿論そんな法律は無いし、しない権利も摂取しない権利もあります。権利はありますが、法律を問うのは違うと思います。逆に「法で縛らなければ駄目でしょうか」という問題になります。”法で縛る”という事は、国民が信頼されていない、無ければ社会秩序を乱す者が居る、居たから出来たものです。実社会に存在する法は全てにおいて、小学校の「扉は手で開けましょう」と同じレベルです。無ければ守られない、提示しなければ守られない裁けないという点で全く同じレベルです。法で縛られている事は、極論で言うと恥だと思わなくてはいけません。
「権利」と「法」の間にある”モノ”が見えない人達
今回の新型コロナ蔓延でも、とても顕著に見られましたが、「権利」を主張するのは問題ありません。そのうえで、個人の権利で大勢が被害を被るなら「法」を作り制限され、それを準する義務があります。しかし、その間にもう一つ存在します。それは「モラル」です。マスクをしない権利とマスクを強要する法の間に「マスクをするモラル」が存在します。それが見えていない人が大変、大変に多いです。しつこい様ですが、「法で縛らないと駄目でしょうか?」難しい問題ですが、コロナで露見した、日本人の民度の問題の1つだと感じました。
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