自家用車の普及で高速道路は大人気
現在、日本では、自家用車を持って居る人が圧倒的に多いと思います。どこに行くにでも基本は車で行き、各家庭に2台くらい自家用車を所有していると思います。最近はキャンピングカーや車中泊が人気で、遠くに出向いて現地で車の中で泊まるといった事も流行していますね。その為、公共交通機関よりも、自家用車で高速道路を使って遠くに行く人が多いのではないでしょうか。
高速道路は国家の大動脈
高速道路を使っているのは、一般的な人達だけではなく、物流を担うトラックドライバーも多く利用しています。場所や時間帯によっては、大型トラックを沢山見る事があります。すべて、日本の物流を支えてくれている人達で、感謝するべきだと思います。高速道路は、国が発展出来た理由の1つに出来ると思います。それくら昼夜問わず大勢のトラックドライバーが日本を支えています。感謝ですね。
高速道路のSA付近の路肩停車トラック
路肩に停車している大型トラックで、エンジンをふかしたまま路肩に止まっていたり、停車しているトラックに対して、苦言を呈する一般車両ドライバーがいます。勿論苦言の内容は正論です。SAといえど、路肩にエンジンふかしたまま停車するのは、環境にも良くないし、グレーゾーンになるでしょう。しかし、では何故大型トラックは路肩に止まっているのでしょう。何故駐車場に止めないのでしょう。考えたことがあるでしょうか。
SAの本来の使い方、使われ方とは
SAとは本来何の為にあるでしょう。私個人的には、「休むため」にあるのだと思っています。長距離を走行中に、疲れ果ててSAを見つけると、凄く嬉しいです。実際私も、旅で長距離を走った際に、SAでご飯を食べて、お茶を飲みながら一息つき、英気を養い出発します。とても大切な場所です。しかし、最近のSAの実態はどうでしょう。トラックドライバーではない、一般人の私から見て、最近のSAは最早「観光地」です。駐車場も人もいっぱいで、休むという概念からは相当かけ離れている場所と言える時間帯が確実に存在しています。最近はETC専用の出入り口も出来ていて、高速道路を利用しなくても入れる様になっています。SAとは、なんのSAなのでしょうか。
SAのあるべき姿とは
正解は無いです。現在の状態が悪いとも言いません。私もお土産やイベントなど楽しんだ経験があります。ただし、そういう仕様にしている現状で、本来休めるはずの施設で、休めないで困っている人達というのが存在するわけです。その人達は、やむなく路肩に止まるしかないと思います。エンジンを切れば空調が止まってしまいます。駐車場に入れば一般車両3台分くらい埋めてしまいます。だから路肩に止まるしかないとしたら、それは考えるべき現実がある事象ではないでしょうか。大型トラックドライバーは、日本の物流を担っている立派な職業です。彼らのおかげで、大手通販会社からも、翌日に届けられたりします。彼らに休める場所は無いのでしょうか。あるはずの休める場所は、彼らに使いやすい場となっているでしょうか。私達に、路肩に駐車する大型トラックドライバーを中傷する権利があるでしょうか。考えさせられますね。
調和の取れたSAをお互いに考えたい
SAを運営する人達も、勿論「経営」なので、より利益の出る方向に、施設を進化させたいと思うのは当然だと思います。利用する方も、より楽しく目的にあった施設である方が良いと思うのは当然です。ただ、SAとは本来休む場所であり、休むべきである人達が休めない場所になる事は、私個人的に偏った進化だと思います。元に戻せとは言いませんし、路肩駐車を暗黙しろとも言えませんが、「路肩駐車の大型トラックを中傷する権利があるだろうか」と思う事は誰にでも出来ると思います。私の戯言が正しいとは言いませんが、もし今度SAで路肩にエンジンふかしたまま止まっている大型トラックがありましたら、私のこの妄想を一瞬思い出していただけると、幸いです。
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