倍速視聴という選択
最近の若者は、テレビや映画を倍速で見るそうです。「時間短縮になるから」という理由をよく聞きますが、果たして本当にそうでしょうか。ニュースとかならなんとなく分かりますが、映画やアニメはその限りでは無いと思います。今の若者はそんなに忙しいのでしょうか?それもないでしょう。では何故、若者は倍速で見るのか。
マウント合戦
いつの時代の若者も、負ける事を好みません。悪い事では無いと思います。それがこの時代の若者には、倍速視聴という形で現れたのだと思います。何か話題の作品が盛り上がった時に、若者は「自分も見ていないと負ける!乗り遅れている事になる!」と焦ります。しかし別に見たいと思える様な作品でもなさそうだし、でも「見た!面白かった!」と言わなければ学校でもSNSでも話題に乗れないわけです。そこで若者は、動画視聴の機能の一つである『倍速』に目を付け、それで視聴する選択をしたのでしょう。理由はともあれ、機能の一つとしてあるものを有効活用しているという点では、賢いと思いますが、なんだか疲れてしまいそうな人生ですね。
視聴の半強制
悪い事では無いですが、自分の好きな作品を見る様に半強制する人が居ますね。私はそれは、「超えてはいけない一線」だと思っています。立場を利用して後輩に進める人も居ますが、ハラスメント案件が心配になります。そういう半強制のおすすめを受けた人間は、『倍速』で見る選択肢に目をつけてもおかしくないと思います。もしかしたら、見たらすごく面白くてはまるかもしれません。出会えて良かったと思える作品かもしれません。しかし、『倍速』で見せてしまっている時点で、それは叶わないのでしょうが、進めている本人は本当に好きで見ているので、まぁその本人が自重するしかないでしょう。
世論による義務感
世論がこの作品が面白いというと、その作品を見ていないとダメみたいになります。ネットが無かった時代のコミュニティであれば、それはそこまで気にしなくてよかったのでしょうが、ここまで個人がいとも簡単に全国と繋がれる様になってしまった時代では、無視するのも難しいと思います。世界と簡単に接触できる時代の為、若者も世界を相手にしないといけないのでしょう。
まとめ
現代の若者が、映画やアニメを倍速で見るのは、世論の圧や義務感で見たくも無いのに見ているからだと推測します。一応時間短縮とかそれらしい理由は述べていますが、非常に難しい問題ですね。世論に反応するのは本人の考えとしても、半強制的に見せてしまうような発言は、本当にその作品が好きで見ているなら、自重したいと感じます。
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