畑仕事体験の開始
私が借りた区画は【みんなのはたけ 下島農園】というところで、こんな感じです。畳の一乗分くらいの区画に、事前に造ってもらってあった畝が2つと、更地のままの所が1つです。区画は自分で選べるのですが、畝づくりを学びたかったので、あえてこの更地のある区画を選びました。勉強のし甲斐があります!
・植え付け前の畝作り作業を教えてもらえる未完成のところ
・道具の持ち込みや農作業時に作業しやすいところ
2022年10月4日「ミニキャベツを植える」
初めての作業は、2番畝にミニキャベツの苗を2つ植える作業です。素人でも育てやすく、この季節に適しているので良いとの事でした。ここで驚くのは、この計画も、苗の発注も全て事前に考えてくれていて、尚且つその内容が紙で掲示されている事です。これらを参考にすれば素人でも1人で作業可能ですが、最初だったので全て教えてもらう事にしました。来年にはすべて自分で出来る様になれると良いです。
苗を植える準備
苗を植える前に、バケツに水を溜め、そこにポットごとに苗を付ける作業を行います。理由は植え込む前に苗の根に十分水を吸わせておく為です。この時はこのまま数分して直ぐ植えましたが、以前紹介した書籍(*1)『図解 土づくり タネまき 植え付け(著者:ワン・パブリッシング編集部)』と『おいしい野菜がたくさんできる! 土・肥料の作り方・使い方(著者:柴田一)』では「水につけた後に、日陰で10分置く事」と書かれていました。早速こういう現象が起きましたが、とりあえずは現場の経験者さんに従う事にしました。
畝のマルチに穴あけ具で穴を空ける
穴あけ道具を使ってマルチビニールに苗を入れる穴を空けます。その時に作業手順があります。
①空けた分の土は使うので捨てないで取っておく
②空けた穴に苗をあてがって深さを見る(イチゴは浅め)
③あけた穴には十分水をやる(土の質にもよるかもしれません)
④苗を入れる時は苗の茎の根元をチョキで挟み、裏返してポットから出す
⑤苗を穴に植えたらさっき取り出した土を、苗と土の間に入れ込み鎮圧する
⑥苗の横から水をたっぷり上げる
⑤については、書籍(*1)で知っていた知識でした。苗の根と土の間に隙間が出来ると、根が栄養と水を得る事が出来なくなってしまうのが理由だそうです。鎮圧もその理由で行うそうです。以前はふかふかの土が良いと勝手に思っていましたが、さっそく間違った知識が改善されました。
出来たのがこんな感じです。ちょっと汚いですね。ビニールなので水を流せば綺麗になります。因みにマルチを行う利点ですが、地温を上げる事と、発酵促進のためだそうです。書籍(*1)ではこれに加え、水やりの際に土が茎や葉について、病気になったりするのを防ぐ事が出来るとも有りました。ただしこの畑のアドバイザーさんにも「葉のコーティングが落ちるから出来るだけ根元に水をかけてください」と言われていたので、多分同じ目的だと思います。流石ですね。
防虫ネットの掛け方を教わる
次に防虫ネットを掛けます。防虫ネットに関しては書籍では一切の知識を得ていないので、ここ独自の防虫技術を学べる貴重な機会でした。
防虫ネットに必要な道具は、布織シート、骨組み3、布織シートとめ6、U字金具2、クワです。
①骨組みを指す穴を空ける(土が硬かったので杭とハンマーで開けた)
②骨組みを3か所アーチ状に立てる(しっかり持たないと危ない)
③対角線上に布織をアーチにかけ、とめる。(二人でやると良い)
④2人で引っ張りながら、上部が弛まない様に布織を全体にかけていく
⑤全部留め具で止めた後、両端を縛り、U字金具で縛った部分を巻き込み埋める
⑥この後に、周囲を土で埋めて虫の侵入を完全に防ぐようにする
上記の手順でこの様に防虫ネットを掛けます。この後周囲を土で埋めるのですが、土が少なく結構大変です。あと水やりの度に土をどかしネットを上げる作業もなかなかしんどいです。早速農作業の洗礼を受けた気がしました。なんか土以外にもっとネットを止めるいい方法がないか検討中です。
10月4日はこの後、第3畝にも手を出していますが、これは長くなるので次回にします。
『図解 土づくり タネまき 植え付け(著者:ワン・パブリッシング編集部)』
『おいしい野菜がたくさんできる! 土・肥料の作り方・使い方(著者:柴田一)』
続く。
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