日本の仕事の表現が『勤怠』なのは何故か

雑談

日本の仕事の考え方。

日本の仕事環境は、世界と比べて休みがとりにくいです。それは、仕事に対する意識の違いもあるのでしょうけど、日本は昔から「根性」などで仕事に対してがむしゃらにこなして来たのだと思います。そのおかげで、こんな極東の島国でも世界に誇る先進国になれたのでしょう。一度、戦争で挫折していますが、それをバネにもう一度みんなで頑張った結果、高度経済成長という期間を経て、ここまでこれたのだと思います。これもみんな、当時の日本人が頑張って国を再生させてくれた結果でしょう。感謝するべきだと思います。

「勤怠」という表現の日本

仕事に関して、日本は「勤怠表」という表現をします。勤怠。変だと感じませんか?何故「勤める」と「怠ける」なのでしょう。勤めるの反対は”休息”や”休暇”だと思いませんか。これではまるで休む事が怠けるみたいじゃないですか。これを見る限り、日本の仕事の意識は、昔から、やはりこういう感じなのでしょう。休む事は怠ける事になってしまう。要するに「月月火水木金土土」です。だから日本人は休む事に関して「すみません」から入るのでしょう。なんだか悪いみたいな感じがしますもんね。

外国の休暇の意識

外国では、「休んで当たり前」や「休むのは権利」と主張しています。会社側も休む様に促し、長期休暇もしっかり取れるそうですね。仕事中もしっかり休息を取り、気持ちを切り替え、仕事に対する集中力を回復してから復帰するそうです。その方がはるかに効率がいいのだそうで、多分その通りなのでしょう。最近では小学校でも、給食の後にお昼寝の時間とか取り入れているみたいですね。その方が午後の授業が集中できるそうです。日本の企業も、最近では通常休暇や育児休暇などを取りやすくする環境に努めているそうです。早くそういった空気が広がるといいですね。

義務と権利 ☜注意

ただし、権利を主張していいのは、会社の求める基本的な業務を確実にしっかりこなしている事が前提です。基本的な仕事をこなさず義務も果たしていないのに、会社にだけ権利を求めるのは全く違います最近日本でも「ブラック企業」とか騒がれていますが、私の周囲では、そういう事を言う人程、マンネリ化した業務をやっつけでこなしているだけに思えます。会社に権利を求めるなら、最低限の義務を果たす事が、お互いの契約内容です。ここだけは絶対に履き違えてはいけません。

企業に就職してあげているという意識

最近外国では「自分はもっと高い給料をもらうべき人間」と人が増えていて、労働者がより賃金の高い会社に行ってしまい、企業が人材確保のために限界以上に賃金を上げているそうです。日本でも大学生が「仕事を受けに行っているのに塩対応なのはおかしい」など、求職者や労働者の意識が変化しつつあります。主張は理解できますし、言いたい事も分かるのですが、基本的に私達労働者は起業して大きくし、風に乗れた会社に寄生している。という立場でもあると考える事が出来るはずです。嫌なら、莫大なリスクを負って起業すればいいわけで、出来ないから成功して波に乗っている企業にお世話になっている。というのが会社との関係だと思います。古い考えかもしれませんが、「仕事してあげてる」という感覚は違う気がします。

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