口喧嘩。
何かしらの不満に対して、どちらかが口火を切った時、それが元で、言われた方が反論し口げんかに発展していくわけです。しかし、反論しても結局折り合いがつかなかったり、逆に新たに相手の苦労を知ってしまったり、モヤモヤした結果に終わる場合がほとんどだと思います。完全に言い負かしたとしても、当分の間は気まずい空気になり、自分の意見通ったとしてもなんだかギクシャクします。だから私は口喧嘩が嫌いです。性格が良いとかではなく、未来の自分に無意味な負担を残すのが嫌です。面倒くさいという観点からです。
不満を進言してくる相手
こちらが認知していなかった相手の不満や、こちらが迷惑をかけた事で、相手に怒られるわけですが、それに対して「はぁ!?」と思い反論するわけで、その相手の怒りは、多分今回だけの事ではなく、今までのこちらの素行や言動の不満が積もり積もってついに爆発したと思った方が無難です。そう考えると、この場合この件での突発的な反論は危険です。日々の不満を自覚していないなら尚更です。反論し燃料投下すれば、日々の不満まで流れで打ち明けられます。論争は泥沼になるでしょう。なのでここはぐっとこらえ、情報流出阻止と情報収集に努めましょう。
口論での情報流出とは
口論で口喧嘩に発展する場合、相手は実は冷静で、情報を収集している可能性があります。相手はABCDEという種類の煽り内容を展開し、相手はどの内容に反応するか試されているかもしれません。つまりあなたの弱点です。そして攻撃した事で、貴方はコアを開きました。ゲームで無敵のボスと戦いますよね。そのボスは攻撃する時にコアを開くわけですが、結局そこが弱点となり主人公に倒されます。反撃でコアさえ開かなければ、ボスは無敵で、時間限界で主人公は自滅したのにです。つまり反論する事は、様々な「弱点」と言う情報を流出してしまっています。この事を覚えておいてください。
口論での情報収集
相手が突然怒ったり態度が悪くなったら、とりあえずそこは受け入れて納めましょう。その後に、何故相手が怒っていたか考えます。どこに問題があったか、なぜ怒ったか、内容は使い捨てではないか、などです。「内容の使い捨て」に関して、上手く伝わるか分かりませんが、要するに、日頃の不満を爆発させる”切っ掛け”として、今回の件が利用されただけでは無いかという事です。その場合、相手にチャンスを与えるだけで、突発的に反論するのは非常に危険です。日頃の不満を、ここぞとばかりされるでしょう。なので、急に怒られた場合は、まずは耐えて、後日その件をじっくり考えて情報を収集しましょう。相手が落ち着いてから、こちらも相手を刺激しない方法で相手の不満を聞き出すのが理想です。
相手の攻撃は慢性的か突発的か
人間の感情は単純ではなく、その時の叱責や怒りが原因ではない場合が多いです。だから、今回のその件にのみ反論したり、嫌がらせや文句に1つ1つ対応する事に意味がない場合があります。原因や元凶は他に存在するのです。
攻撃はピストル
分かりやすいと思われる例をすると、”相手の攻撃をピストル”に例えられます。ピストルは、弾丸が飛んでくるわけです。その弾丸を撃ち落とす為に、こちらも弾丸を撃って反撃するわけです。それが口論なのですが、仮にそこで全ての弾丸を撃ち落としたとしても、弾丸は後日も続きます。するとまたそれを撃ち落とさなければならず、永遠に新しい弾丸(嫌がらせ)が続くのです。ならどうすればいいか、という事ですが、一番は元を改善する事です。こちらが落ち度を認めて改善すれば、相手の不満は解消され、攻撃は止むでしょう。しかしこちらが改善できない場合があります。能力や体力の差で相手に迷惑をかけてしまっている場合です。その場合は潔くその場から退くべきでしょうが、それも出来ない場合本当にどうする事も出来ず、相手の攻撃が続きます。
ピストルの起動は引き金
つまり、弾丸(嫌がらせや攻撃)を撃ち落とす事にあまり意味は無いのです。問題は「引き金を引く手」です。そこを封じなければ、一生攻撃は続きます。逆に弾丸を撃ち落とさなければ、毎回同じ内容で相手は弾丸を撃って(攻撃して)きます。すると最初は苦しくても、その弾丸(攻撃)に耐性がついてき、相手も同じ攻撃を長期に継続してきます。私はいちいち撃ち落として日々新たな弾丸(攻撃)が来る方が精神が参ってしまうので撃ち落とさずスルーします。問題は全く解決しませんが、ピストルの引き金を引く手(原因の元)を改善できる手立てがない時はやむを得ないです。なので、同じ境遇の方が居る場合はこういう考えも有効かもしれないと提案褪せていただきます。
相手からの自分の評価の修正期間
「こういう奴なんだな」という評価修正期間というモノがありますね。逆に言うと、相手の初期評価が違い過ぎた事が原因ですが、それは同時に自分があまりにも不出来だったという事も原因です。悔い改めましょう。さて、その評価修正期間をこちらが耐えきると、ほとんどの人間は自分の評価を定着させ、対応を改善してくれます。色々な要素もありますが、大体半年は掛かるでしょう。半年を過ぎても改善してもらえず一生嫌がらせされる場合も稀にあります。その場合、「自分は理解された」「相手が自分怒られなくなった」のではなく、「相手がただただ怒らなくなっただけ」です。貴方は何も改善していません。相手が”あなたという毒”に慣れさせられただけです。
相手の攻撃はまずはこらえる
上記内容は「こちらに落ち度がある可能性がある場合」ですが、勿論「相手の勘違いや情報不足による見当違いの攻撃」も有ります。そういう場合は、初期鎮火の意味も込めて、穏やかに、冷静に、必要以上のねじ伏せを込めずに理解してもらいましょう。ほとんどの人間は「戦闘民族」で、ここで下手にねじ伏せると、それは不満に変換され、突発的な嫌がらせをしてくる場合があります。基本的には人間はめんどくさいモノとし、丁寧に扱いましょう。基本です。
「こちらに落ち度がある可能性のある場合」の相手の怒りについては、まずその場は納める為、情報を流出させないため、進展させずに納めましょう。絶対に反論しないでください。その後に情報収集や原因の推測、相手の動向を見極めて対応しましょう。感情的に反論し、燃焼してしまう程に後々後悔します。参考にしてください。
皆さんの人生が穏やかに過ごせますように。。
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