幼稚園年長さんに選ばせるランドセルの責任。
大体のご家庭では、ランドセルを購入する際「本人の好きな色」を選ばせてあげると思います。しかし、ここでよく考えなければいけない事柄が2つあります。
1つ、『選んでいるのは幼稚園生の子供』
2つ、『ランドセルは6年使うもの』
これは、親からすると何の問題があるのかわからないと思います。しかし、子供からすると、今後を大きく左右する判断と言っても過言ではない重要なターニングポイントです。ここで何かしらの判断ミスをすると、思春期手前で大きなダメージを負う可能性も。親の責任といっても過言ではなくなります。
ランドセルを選ぶのは幼稚園生でも使うのは小学校高学年生
幼稚園生では、思考も人生経験も人間関係も未熟だと思います。今現在ピンクやお花が好きで、その系統のランドセルを買って、その場は凄く喜ぶと思います。しかし、それは同じ子供でも、思春期手前の12歳の子だろうと平気で背負って登校できる代物と自信をもって言えるでしょうか。
勿論、本人が欲しい物を買ってあげるのが一番ベストといえます。買ってあげる側も本人が欲しい物を買ってあげたいでしょう。ただし、それはその子の将来も考慮してあげるべきだと思いませんか。「個性をつぶすのか!?」と言われれば、私は反論の余地がありません。でも、アドバイスはしてあげられると思います。「常識」や「無個性」は悪とされますが、誰しもが一生自信をもって「自分」を主張できる性格をもって成長できると言えるでしょうか。
アドバイスと強制は全然違うものという理解
実際とても難しい判断だと思います。私もこうするべきとは言えません。
黒や赤が一番いいとも言いません。話を始めておいて無責任ですが、正解は出せません。ごめんなさい。
ただ、私の思考では、ピンクや水色やブラウンのランドセルを背負った小学校高学年生を見ると、「高学年までお気に入りで使えるランドセルを持って本当に良かった」と思います。みんながみんなそうであれば良いなと心から思っています。しかし、中には幼稚園生で選んだ色や形に思春期な悩みを持ってしまう子供も少なからずいるのではないかと、思ってしまいます。
子供達には楽しい青春を送って健やかに成長してほしいと思っています。
個性が当たり前の国になる様、私たち大人が変えていかなければいけませんね。
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