「最盛期」に好きでいられた奇跡に感謝を
現在、最盛期を迎えている漫画やアニメやアイドルやドラマや映画があると思います。その作品の最盛期に、その作品を好きでいられている事は、奇跡だと思いませんか。最盛期であれば、イベントやコンテンツも大盛り上がりで、グッツなんかもバンバン出てくると思います。その熱や楽しさを今現在みんなで味わえているこの瞬間について、私は完全に奇跡と言えると思います。
「最盛期」に好きでいられなかった人達
どういう人がこれに当てはまるでしょうか。当時に子供だった人達や、当時に好きになれなかった人達などが挙げられると思います。実際に、私は2004年に最盛期を迎えていたアニメについて、その空気を味わう事が出来なかった人間です。最盛期の3年後にその作品に出合い、ほとんどのイベントやグッツが販売終了した後に好きになったので、もうほとんど孤立して盛り上がっていました。その時に知っていればととても後悔しました。勿論グッツなんかは公式に手に入りませんでした。
「最盛期」を保管していてくれた人達
最盛期の空気はもう二度と味わえないにしても、最盛期のグッツは手に入れられました。それは、そのグッツを保管し、オークション等に出してくれていた人達です。勿論彼らは若干の儲けも踏まえていたと思いますが、私はそれで大変救われました。帯付き初版の単行本や、CDなど、販促ポスターなども沢山入手できました。すべて、最盛期を保存してくれていた人達のおかげです。私はその人達に大変感謝しました。
自分も「最盛期」を届けられる人間に
その2004年に最盛期を迎えた作品は、1度2009年頃、再燃焼を匂わせる新作の燃料投下があったのですが、盛り上がる事はありませんでした。一応その時は、DVDや雑誌を買ったり、サイン会に行ったりしました。しかしネット上でもそれ程盛り上げる事はなく、最盛期は戻ってきませんでした。そこで私は、もう一度未来での再盛り上がりと、当時グッツを維持してくれていた人達と同じことしようとおもい、グッツの保管をしました。2004年も2009年も逃してしまった人達に、自分がしてもらった事をしようと思ったのです。
10年後にオークションに出し恩返し
2021年に、私は2009年のグッツを出品しました。グッツは破格で、全く採算の取れない大赤字でした。しかし、それで同じ作品を好きになった人達に当時の熱を少しでも与える事が出来て、二度と手に入らないと思っていたグッツを入手できた時の嬉しさを味わってもらえたのなら良いのかなと感じています。完全に自己満足で、もしかしたら買い取った人は業者で、倍の値段で転売されているかもしれませんが、それでも欲しいファンに行き渡ったなら、私は満足です。勿論儲けなども皮算用していましたが、やはり二度の最盛期を終えた作品に競売の可能性はありませんでした。そもそも、当時の私が学生で、値段にも大変迷った経験から、破格スタートにしたので、それはそれで良しとしたいと思っています。
「最盛期」を後世に託す楽しさ
もし、皆さんに余裕があれば、最盛期に好きになった作品のグッツを保管し、数年後のファンに託すという布教活動をしていただければと思います。帯付き初版や解説ブックなど、中古でもなかなか手に入りません。もしかしたら、それにより作品がまた盛り上がるかもしれません。
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